発刊:2021年6月8日
価格:2,600円(+消費税)
判型:B5判
頁数:144頁
ISBN978-4-907083-70-0 C0040

1999年、オーストリアのアルプスに囲まれた小さな村のホテルが、100%ビオ(オーガニック)の食品・飲み物への転換に成功。これを機に、ビオへの志をもつ経営者によって、2001年にビオホテル協会が誕生しました。ビオホテルとは、持続可能な観光を目指して、100%ビオの食と、CO2を尺度とした資源マネジメントに取り組むホテルのことで、協会設立から20年で欧州6か国に85軒の宿が誕生しています。本書は、欧州のビオホテルに注目し、その歴史や活動、背景にあるビオ製品の普及、そしてビオホテルが牽引する持続可能な地域づくりを紹介します。「BIOCITY SDGs 選書」第一弾

シュヴァイツァー     ©︎Biohotel Schweitzer

ホルツライテン ©Holzleiten

エッゲンスベルガー ©Eggensberger

ロービエ  ©L’Aubier

タイナースガルテン ©Theiner’s Garten

アルターヴィルト ©︎Alterwirt

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次
序説
ビオホテルとは何か?/ビオホテル協会の基準/持続可能な衣食住の理想形/ベジタリアン・ビーガン料理/SDGsとビオホテル/ビオホテルのつくり方

Part 1 欧州のビオ
ホテル
ビオホテル・シュヴァイツァー(オーストリア)
ホルツライテン(オーストリア)
アルターヴィルト(南ドイツ)
エッゲンスベルガー(南ドイツ)
ロービエ(スイス)
タイナースガルテン(北イタリア)

Part 2 ビオホテルと地域創造
ビオホテル協会
スイスのビオ地域
スイスの有機農業
[付録編]日本のビオホテル

著者紹介
滝川 薫:千葉県出身。北スイス・シャフハウゼン州在住のジャーナリスト、ガーデンデザイナー。東京外国語大学イタリア語学科卒業後、渡欧。スイスのオーシュベルグ造園学校にて植栽デザイン課程修了。欧州ドイツ語圏をフィールドに、持続可能なエネルギー・建築・地域発展・環境をテーマとした視察セミナー、通訳・翻訳、執筆の活動を20年続け、日本でも講演会などを通じて普及につとめる。スイスでは夫とともに庭園設計にも携わる。著書に『サステイナブル・スイス:未来志向のエネルギー、建築、交通』(2009年、学芸出版社)、『100%再生可能へ! 欧州のエネルギー自立地域』(編著、2012年、学芸出版社)、『進化するエネルギービジネス 』(共著、2018年、新農林社)、『100%再生可能へ! ドイツの市民エネルギー企業』(共著、2014年、学芸出版社)など。ブログ「滝川薫の未来日記」で最新の欧州エコ情報を発信する。
www.takigawakaori.com/