企画監修:大分県立美術館
発刊:2015年5月9日
価格:2,300円(+消費税)
判型:B5判
頁数:262 頁(カラー168 頁)
ISBN 978-4-907083-26-7 C0071

 

九州に坂茂設計による新しい文化スポットが誕生。

開館展には、ダリ、ミロ、モネ、マティス、ピカソ、カンディンスキー、長谷川等伯の国宝「松林図」から現代美術まで、時空を超えた230 点の名作が大分に大集合! カラー168 頁にその奇跡の響宴を全収録。日本と世界の美術史の相関関係がみえてくる!

大分は古来、異文化との交流を通じて、進取の気風に富んだ独特の文化を築きあげ、多くの芸術家を輩出してきた。2015 年4 月末に開館した大分県立美術館では、こうした芸術風土を踏まえ、「モダン」をキーワードに精選された古今東西の巨匠の名品を一堂に会し、大分の美術と響き合う壮麗な百花繚乱の美の世界を創出する

 

目次

エッセイ:
ミュージアムは「愛」の実現の場である―三浦梅園の魂に捧げる、開館展マニフェスト 新見隆
モンドリアンの歩んだ抽象への道―芸術による問題解決の最適例 フランツ・カイザー
サルバドール・ダリの複雑な芸術性―マニュエル・ボルハ=ヴィレル

図版:
第1章 モダンの祝賀
第2章 死を超える生・咲き誇る生命
第3章 日常の美 人と共に生きる「もの」・「かたち」
第4章 画人たちの小宇宙
第5章 視ることの幸福

作家論:
ターナー はじまりの色―杉村浩哉
田能村竹田 感情移入の美学を味わう―河野元昭
高山辰雄 月と星と―高山由紀子
福田平八郎の芸術―佐藤直司
宇治山哲平の「出会い」―加藤康彦
此君亭好日 生野祥雲齋、創造の日々―生野徳三
マティスのことば―白羽明美

資料編:
作家解説
モダン百花繚乱「大分世界美術館」関連年表
作品リスト/List of Works